映画「アウトレイジ 最終章」を観てきました。
R15作品ということもあって、観客はおじさんたちばかり。
私の前の席には、60代前半くらいのご夫婦が座っていました。
この年代の奥様も「アウトレイジ」を観にくるのかと、少し驚きました。
「アウトレイジ 最終章」も、「アウトレイジ」「アウトレイジ ビヨンド」同様に過激な殺し合いばかり。
ご主人と一緒にこんな血生臭い映画を観れるなんて、羨ましいご夫婦だなと感心しました。
映画を観ていると、名前と顔が一致しなかったりして、特に今回は韓国人の名前もたくさん出てきて、解説書が必要だなと感じました。
スクリーンの横に「人物相関図」やキャラクターの説明があると嬉しいんですけどね。
あっという間に映画は終わり、最後は「最終章」の名の通りでしたけど、第一作で大友(北野武)が刑務所で刺されて終わったときは「死んだ」と思ったのに、実は生きてたわけですから、「最終章」と言いながら「再始動」みたいな感じで次作を作ってくれないかなと期待しています。
そんな北野武監督の四柱推命をしてみました。
北野武監督(1947年1月18日生まれ)
年 丙戌 劫財 養
月 辛丑 偏財 墓
日 丁酉 長生
大運 壬子 正官 絶
流年 丁酉 比肩 長生
比肩星 火 ●●
食傷星 土 ●●
財星 金 ●●△
官星 水 △
印星 木
北野監督の命式は!?
丁酉日生まれの北野監督。
丁火に、酉は秋の金です。
実りの秋、夜遅くまで月明かりを頼りに稲を収穫する鎌のイメージでしょうか。
それとも、人々が寝静まった夜半に、揺らめくろうそくの炎に照らされている日本刀のイメージでしょうか。
朝早くから働いているのに、日が沈んでも手を休めない「働き者」という一面…
また、誰も知らないうちに冷徹に仕事をこなす「必殺仕置き人」という一面…
月柱に偏財があり、財星が強い北野監督は「働き者」であり、「サービス精神が旺盛」です。
70歳になった今でも、脚本・監督・主演を務め、世界中の北野ファンを楽しませてくれています。
また、お笑い芸人・ビートたけしとしても、いまだに被り物を被り、若手芸人のように体を張った芸を見せてくれます。
一方で、食傷星の強さは感受性・芸術性の高さを示しています。
月支に墓がある北野監督は、「生と死」・「命」に対するこだわりがあるようです。
映画では、裏切りや暴力が繰り返されていましたが、そこから感じられるのは「命の大切さ」であり、「友情」・「信頼」は、「命」と同じくらいに大切なんだということを教えられた気がします。
暴力は暴力の連鎖を生み、簡単に人を死なせてしまう、だからこそ命を大切にしなければならないと、北野監督は言いたいのではないでしょうか。
食傷星の性情である「破壊」は、既存のものを壊して新しい物を創造しようとする衝動です。
70歳になってもまだ新しいものを創造しようとする北野監督の次回作が楽しみです。