金メダルに最も近い絶対女王・小平奈緒選手の四柱推命は！？

平昌オリンピックを目前に控え、「金メダルに最も近い」と言われているスピードスケート代表の小平奈緒選手。

金メダルに最も近い絶対女王　小平奈緒選手 01/08 12:11

開幕まで、あと1カ月に迫った平昌(ピョンチャン)オリンピック。
「金メダルに最も近い」と言われているのが、スピードスケート代表の小平奈緒選手(31)。
500メートルでは、2016年から国内・国外の大会あわせて24連勝。
その強さの秘密に迫った。

2017年12月27日に行われた、平昌オリンピック代表選考会。
500メートルでは、2016年10月から、国内だけでなく、ワールドカップなど国際大会も含めて、負けなしの24連勝。

さらに、1,000メートルでは、世界新記録をたたき出した31歳の小平奈緒選手。
「金メダルに一番近い」とも言われ、プレッシャーを感じているのかと思いきや…。

小平選手は、「誰かに勝つということよりも、記録を伸ばそうとか、自分の体の限界に挑戦しようという意識が強いので、誰かに対して意識を持つことがなくなって、心にゆとりがある感じ」と話した。

レースに向けて、動じない心。
しかし、絶対女王に登りつめるまでには、苦い経験があった。

過去2度のオリンピックは、力を出し切れず、悔し涙。
2014年から、スケート王国オランダへ2年間留学し、頭を下げすぎない新しいフォームを身につけた。

そして、3度目のオリンピックシーズンに向けて、小平選手は、「ガンジーの有名な言葉に、『永遠に生きるかのように学べ、あした死ぬかのように生きろ』っていう言葉があるんですけど、そういう言葉のようなシーズンを送れたらいいかなと思います」と、決意を口にしていた。

あくなき探求心で自分のスケートを追求し続け、目の前のレースで全力を出し切る。

小平選手は、「結果だけではなくて、多くの人にどんな影響を与えるかというか、多くの人の心がどう動かされるのかというところが、わたしが目指しているところなので、そんなレースができればいいなと思います」と語った。

そしてもう1つ、小平選手の強さを支えるものがある。
それは、共にオリンピックに出場する、8歳年下の高木美帆選手(23)。

高木選手は今シーズン、ワールドカップの1,500メートルで4戦全勝。
1,000メートルで激突した2人は、共に記録を更新した。

高木選手は、「負けて悔しいです!」と話し、小平選手は、「こうして、2人で世界のトップを競い合えるという喜びと、お互いを認め合って、自分たち個人の力を高め合っていけるように頑張っていきたいと思います」と話した。

得意の距離は違えど、小平選手の背中を追いかけ、世界トップレベルのスケーターへと成長した高木選手の存在が、さらに小平選手のスピードを加速させている。
そして、3回目のオリンピックへ。

小平選手は、「本当にちょっとずつなんですけど、でも、自己ベストを更新できているので、もう1つ上の記録っていうのは、平昌までお預けかなと思ってます」と話した。

このように、短距離の小平選手が世界トップで活躍する姿が、スピードスケートの日本チーム全体に、良い影響をもたらしている。
中・長距離の高木美帆選手や、3人で一緒に滑るパシュートなど、平昌では、複数の種目でメダルの獲得に期待が高まる。